さよなら、ギャシュリークラム

遺書を書かされています

抱き締めるか殴り倒すかふたつにひとつなのか

 友人の家でとある劇団の過去の公演のDVDを見ました。

 つまんなかったです。

 言うことなくなった。

 

 友人が絶賛していたもんで、まあ期待しすぎるのは死亡フラグと同義なので全然期待しないで、むしろつまんねえんだろうなあって思いながら鑑賞しました。そしたらつまんなかったんですよ。

 言うことなくなった。

 

 役者さんの演技はとても良かったと思います。伝えたい事はふわふわしてますがなんとなく分かりました。でも長い。冗長過ぎる。これが普通だと言われたとしても、不必要なシーンが多すぎない? ってくらい長い。上演は二時間弱くらいだったのかな。体感では三時間くらい経ってるような気がした。

 つい三週間前、学生時代の観劇会を除けば、初めて演劇というものを見たんですよ。と言っても素人ばかりの劇団の旗揚げ公演でしたが。そのときに一緒に見ていた友人が「俺が何回か見に行った劇団のやり方を見習って欲しい」とか言ってたんですね。まあてめえもその劇団の公演二回しか見たことねえだろ何を上から目線で言ってんだボケとは思いましたけど。

 その旗揚げ公演、演出家がいなかったそうです。劇中に音楽もないし、内容が内容なだけに笑いも一切ない。どうしても硬い印象が拭えない。対して今回見た作品は、音楽やパロディを多用して、随所に笑いを詰め込んだものでした。活動歴も古く、演出家もちゃんといます。そりゃ当たり前か。

 まあコメディでしたからね。すごかったですよ。笑わせようとしてるんだなーって部分が溢れていて、イライラしてくる。

 書き手側が用意した笑いどころを、読み手側はこんな表情で眺めるんだなーって冷静に考えて恐ろしくなりました。みんなこんな気持ちで僕の作品を読むんですね。おっかねえ。

 脚本が悪かったんでは? とは思うんですが、正直、じゃあ別の作品なら面白いかもしれないから見よう! とはなりませんよね。きっと琴線に触れる作品はあるはず、なんだろうけど、発掘作業の苦労を払拭できるほどのレベルのものがあるとは思えないし。

 別に演劇はクソって言ってるわけではないです。理想が高いだけなんですきっと。

 僕らも何度かイベントはやっていますが、演劇っぽいけど演劇じゃないですからね。あれ、ちょっと待て。演劇じゃないけど演劇っぽいことやってるな? それなのになんで俺は今まで演劇とか見たことないんだろう怖くね? というかなんだかんだで文章書いてる人間が演劇どころか読書もドラマ鑑賞もそんなにしてないのヤバくね? だからダメなんじゃね?

 結局脚本も演出も演者もすべてが良くないと成立しないということですよね。めんどくさいよね。頑張ってるって点は評価に値しないからね。頑張ってるってだけで金払えるとかマゾかよ。

 趣味は演劇鑑賞です! って言いたかったんだけど無理そうですね。というか、もしかしたら深く考え過ぎなのかな。肩肘張らずに気を楽にして見るべきなのか? でも俺の観劇の仕方を否定される筋合いなどないぞ! 真剣に見て何が悪いんだ! 全然笑えなかったんだから仕方ないだろ!

 物凄く楽しそうに演技してるのは分かるけど、こっちは楽しくないんだよ。

 「まずは自分たちが楽しまなきゃ!」みたいなセリフを裏で言ってたらどうしよう、ぶん殴りたいくらいムカついてきたぞ。

 

 このくらいで書き終えます。

 そのうち自分に合う作品に出会えますように。

 あるいは、僕自身が変われますように。