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さよなら、ギャシュリークラム

遺書を書かされています

「サイレンと似た静寂」

遠くから救急車のサイレンが聞こえる。アパートの立地は国道に近く、更に一キロ圏内に総合病院がある。毎日毎晩、とは言わないが、引っ越しをしてから都合三桁はあのけたたましい音を耳にしている。甲斐あってか今や多少の騒音の中でも眠れるようになってし…

何もなかったけど何かあったように書いた記事

本屋にでかけました。本屋の駐車場に駐車して「あーなんか雨降りだしたわー」と思って車の中でウダウダしてたらパトカーがやってきました。あーなんか職質されそうだな、と思いました。僕は車の中を覗かれるのが嫌だったのでそそくさとしかし怪しまれない程…

ロト6を当てて文芸フリマに行きたかった話

イライラすると、目を閉じてアフリカの大地を思い浮かべます。別に連想するわけではなくて、だだっ広いサバンナを頭の中に描くことに寄って心の平静を保とうとするのです。ほらほらイヌワシがアイベックスを狩っていますよ。 勤労感謝の日に、無職の僕は東京…

「布」

所用も所用、取るに足らぬ用事を済ませてモノレールに乗り込んだ。蕁麻疹、とまではいかないが、足を踏み入れた瞬間に身体中が痒くなる。慣れない状況、ストレスで胃も痛い。文字通り地に足をつけていない状態だ。せめて意識だけはしっかり保っておかなくて…

アメリカンコーヒーをドヤ顔で飲むやつって何を以ってドヤっているのか

俺がコーヒーを飲まない10の理由 ①苦いから。 終わった。 みなさんコーヒー好きですか? ふーんそうか。それは十全ですね。 広げるつもりはなかったけど広げますね。未だにね、「コーヒーはあの苦味が良いんじゃないか。分からないとは舌がお子様だな」って…

食レポを強要されたとき肉に対して「穀物の味がする」と言ったんだよ俺は

今日、ラーメンが食べたかったのでラーメンを食べてきました。よっしゃ写真でもアップするかバカヤロと思ったけどやめます。なぜ突然バカヤロなんて言ったんだ。 これは今日食べたラーメンではありません。なぜ写真をアップしたのでしょうか。これは僕がバカ…

「夜闇に蠢き」

月明かりも差さないコンビニの隅に、黒い影がある。いや、黒ずくめの人間が立っていた。夜食のおでんを買い終えたばかりの僕の目は、これ以上ないほど典型的な不審者像を結んでいる。見れば見るほど黒くて黒々しい人間だ。怪しい以外の表現が存在してはなら…

お腹が減っていることを誤魔化すために書いた記事

関根勤の「この話面白いだろ?」に全振りしたドヤ顔がとても嫌いです。今気付いたけど嫌いな芸能人は関根勤かもしれない。他に思いつかない。 新社会人に覚えておいて欲しいのは女子社員からの「芸能人で言うと誰が好きですか?」という質問は、脈アリで自分…

アイデアしか出せないからなーって人、ボーカル以外全部募集みたいな雰囲気ある

ドトールで一人で茶をしばいていた。なんで茶をしばくって言うんでしょうね。しばくって控えめに言っても半殺しくらいの意味ですかね。茶をそこまで憎んでるんですかね。一体茶がなにをしたっていうんだ。茶って言っても加藤茶のことじゃないですよ。いやも…

遠い誰かを殺すための記事

絵を描ける人って凄いなって思う。 とだけ言うと、調子に乗る人間が少なからずいるこの世界はクソだな。うんクソだ。定義とかどうでもよくて、とにかく絵を描くという行為に従事できる人はとても凄い人だと思う。て考えてみたけど別に絵に限らない話だったわ…

「おかえりハーネス」

「一生一度あるかどうか分からない貴重な体験だよ!」と煽るだけ煽ってみたら難なく快諾してくれた。 あの時の会話を思い出しながら、今目の前に吊るされた君を見ている。だらしなく開け放たれた口元からこぼれ出す液体が、部屋の照明を以って輝き出す。僕は…

日記みたいなのを書こうと思ったっけ話

先日、仙台で行われるリアルなんとかゲームに行ってきました。屋外で雨っぷりでびしょ濡れで配られた用紙がもう使い物にならなくて散々だった。内容は良かったですよ。内容がひどかったらボロ糞に言いますけど、内容はとても良かったです。雨はクソ。 今回…

非電源ゲームはクソ

「人狼」といえば、今やメジャーなゲームであると言えるだろう。言えるの? よくわかんないけどテレビとかでもよくやってたしね。あのゲームの面白さは、コミュニケーションゲームということもあり、騙し合い、すなわち「対話」にある。故に、おしゃべりが得…

「潰れた僕のイノセント」

愕然としながら日付を再度確認する。もしかしたら昨日は彼女の誕生日だったのではないか? いや、間違いない。絶対そうだ。やばい。仕事が忙しく、現に帰宅時間が日付を跨いでしまっているとはいえ、それは言い訳にもならない。プレゼントどころかメールの一…

カムパネルラを探しに空に飛び込んでみたけれど

この時の作者の気持ちを答えよ、て問題を見た記憶はないけど、この時の主人公の気持ちを答えよ、とか、この作品で作者が伝えたかったことは何か、て問題はよく見た記憶がある。 田舎の高校のとある選択科目で「銀河鉄道の夜」を読み、この作品の考察、転じて…

200円払ってブリティッシュヒルズを見学してきたので

ブリティッシュヒルズってのは福島県天栄村の山の中にある英国風の宿泊施設。本当は東京にある神田外語グループってところが経営してる外国語研修施設なんですけど、一般開放されていて、見学や宿泊もできるんですよね。 www.british-hills.co.jp 朝目覚めた…

「刹那さロジック」

久しぶりに早い時間に帰ってこれたというのに部屋に彼女の姿はなかった。 何処かに出かけると言う話は聞いていない。いや、連絡は来ていたか? 確認する。やっぱりない。ほぼ彼女とのやり取りしかない携帯電話だ。着信があれば否が応でも気付く。 食事の用意…

以前東京の人とカラオケ行ったらみんな上手かったけど何処で練習してるの?

あ、カラオケ屋でか。 最近カラオケ行ってねーなー。と思いましたが一緒にいく人が居ませんし、気軽にヒトカラにもいけない東北の閉鎖的社会に属する身としては裏山で夜な夜な歌っているのがお似合いなのかもしれません。 ところで西野カナの話題には付いて…

「観測者としてのベルカ」

吹き零れたガソリンを眺めながら、人の気配の薄れたテーマパークを懐う。 私にとってそれはどうにか出来るわけもない事象であると知りながら、傲慢にも世界の立役者のふりをするのだ。 弱々しく口を開いて呪うと言い、目に見えたものを殴り殺す、精神性にお…

抱き締めるか殴り倒すかふたつにひとつなのか

友人の家でとある劇団の過去の公演のDVDを見ました。 つまんなかったです。 言うことなくなった。 友人が絶賛していたもんで、まあ期待しすぎるのは死亡フラグと同義なので全然期待しないで、むしろつまんねえんだろうなあって思いながら鑑賞しました。そし…

「考察する肢体」

旧四号線上、カラスが轢かれた何かの屍体に群がっていた。 パッシングを繰り返すもふてぶてしい様子で彼奴等は避けようともしない。 人間如きの運転する鉄の塊が、まさかそのまま突っ込んでいくことは有り得ないと思っているのだろう。 とりわけ、カラスはと…

「不完全犯罪」

山荘には脱出ゲームの参加者が10人ほどいた。 そのうちの1人が周りに聞こえないような声で呟いた。 「木を隠すなら森の中。水を隠すなら湖の中。死体は隠せない、だが人を殺したという事実を隠すなら」 翌朝の山荘から、参加者が1人だけ出てきた。下唇を…

気に入らないようなことについての愚痴もしくは寝言

つい先日なんですが、ミステリーゲームを銘打ったらしいイベントに参加してきました。都心部から車で2時間ほど離れた山の中です。雰囲気しかない山荘を使った、まあいわゆる脱出ゲームでした。 ミステリーゲームではないです。 けっしてミステリーゲームで…

「理想は時間の流れに溺死する」

「最後まで聴いて初めて、タイトルの意味と歌詞の深さが理解できる曲なんだよ!」 そう彼が得意気に言うから、彼女と大人しくその曲を聴いていた。 彼はニヤニヤと、ファン以外には苦痛を与えるだけの時間を、ただ強制する行為に気付かないでいる。退屈な退…

美味しい中華料理が食べたいだけの話

とても美味しくない中華料理屋に赴いたことがあった。これじゃ美味しくないと分かったうえで行ったみたいになるな、違うんだよ美味しいと人づてに聞いて行ったら美味しくなかったんです。 メニューがめちゃくちゃ豊富で、それなりに安価で、全定食に餃子が一…

「夏の水槽に腐った魚」

「誰も教えてくれなかったんです」矢継ぎ早に浴びせかけられた詰問に対して、僕はそう答えた。「なら最初から誰かに教えてもらえ。受け身の姿勢でいるなよ」勝ち誇ったような僕の嫌いな顔で、そいつは鼻を鳴らした。 僕は既に"こと"が始まり済んでいたことす…

スマホにスクリーンセーバーを設定したは良いが飯フォトフォルダを選んじゃったので大変なことに

高校の頃の話です。隣の席のやつが承認欲求の塊だったんですよ。高校一年、最初の自己紹介のときに「ギターをやっていて、作曲をしています!」って言うようなやつだったんですよ。ルーム長に率先して立候補してクラスを自分の力で引っ張りたくてしょうがな…

「排気汚染にシンパシー」

「ついてないなあ」 助手席の彼女が溜息混じりに呟く。薄くスモークの貼られた窓の向こうで本降りになってしまった雨空を見上げ、もう一度溜息をこぼす。 そのとおりだ。実についてない。 郊外にある、全国紅葉名所百選にも選出された大イチョウの木。正直、…

中身書き終えた後にタイトルを考えたけどこの中身をまとめる題など存在しない説

さて書こうと思った矢先に 確か一番新しい作品の完成した日付が2012年6月14日。それ以降に作成し完成させた作品がない。 星空文庫には佐々木互という名前で投稿しているが(ここ)、それは以前書いたもののブラッシュアップに過ぎない。 ブラッシュアップと…

3年経ちました

カドカワが新しい小説投稿サイトを作るらしいのでそれに参加したいなと思い、だが今現在長文を書く機会が著しく減ってしまっているので3年と半年前から更新されてないこのブログを引っ張り出してきた。 使い方を忘れてしまった。 ああでもこんな感じだった…